香川の飲食、物販店、通販コンサルタントのブログ

去年の10月ぐらいだったっかな？　
日帰り出張から戻り
少々の頭痛と戦っていたときのこと

「こんばんはぁ　ちょっといいだか？」

と若いお兄ちゃん
肩からタオル、全身汗だく。
しかも純生の東北弁である。

「青森からりんごジュースを売りに来てるんだがぁ、
飲んでみでうまぐなかったら買わなくていいがら、
ちょっと飲んでみで欲しいんだぁ」
（ちゃんと覚え切れてない・・）

社員一同「・・・・・・・・・」

ようやく私「へぇ　いくら？」
お兄ちゃん「いっぼん千二百円なんだけどぉ（語尾上がり）」

私「じゃあ持ってきてみなよ」
お兄ちゃん「ぐるま回してもいいがなぁ？」

私「いい、いい」


その場で1200円を用意したのは言うまでもない。

お兄ちゃん「コップさ、ぢいさいから〜味わがんねーかもしんね」
と小さな紙コップに注がれる冷えたりんごジュース。
明確に濃い味、しかしすっきりとした後味。

お兄ちゃん「生だがらあけちまうと1週間ぐらいしかもたね」
私「いいよ1本もらうよ」
お兄ちゃん「ありがど！まいどし来てるんだぁ〜
　びんぼーだがらクルマで　はは・・」
私「頑張ってな」

彼等二人の後ろに私みたいな役割の奴がいるのか？
はたまた本物か・・・こんな商売じゃなけりゃ疑うこともないだろう
まぁ、どちらにしても西日本でのこの体験
1200円なら安いものだ。

「うまくいったよな」「ああ」なんて会話が
車の中でなされてるかどうかは定かではない

実際、テクニックじゃないマーケを実践されたって訳

ネット販売しても売れるんじゃないか？と考えたが
一瞬で消し去ることにした。

その年は台風が東北を襲ったこともあり
落ちて売れないりんごをジュースにしたんだろうか

本当に頑張れよ
きみらのマーケティングボリュームは一番デカイんだ

彼ら見た人いる？